韓国で地下鉄の定期券を活用し交通費を節約する方法

日本に比べると韓国の交通費はものすごく安いのですが、さらにお得に乗る方法が今回紹介するソウル地下鉄定期券です。

日本だと通勤・通学に定期券を使っている人が多いと思いますが、韓国で定期券を使っている人ってあまりいないんですよね。

そのせいか韓国人の間でも、この定期券の存在はあまり知られていない気がします。

実はこの定期券は条件つきですが、うまく活用すればかなり交通費を節約することができちゃいます。もし、韓国で通勤通学に地下鉄を利用しているという方は一度チェックしてみてください。

※ソウル地下鉄の場合になります。

韓国の定期券って?

ソウル地下鉄定期券

こちらの写真が私が実際に使用している定期券です。韓国語で’정기 승차권’ 日本語に訳すと「定期乗車券」になりますね。

この定期券の説明に入る前に、韓国の地下鉄にはどのような切符があるのか少し説明しておきたいと思います。

だいたい韓国旅行者が使用するのは、以下の2つの切符(カード)だと思います。

1回用交通カード

1回用交通カード

こちらが一般の切符になります。券売機で目的地を選択し、交通費と保証金500ウォンを支払います。乗車する際には、改札口の端末機にタッチします。

地下鉄乗車後、改札口を出ると、保証金返還機が設置してあるので、そこに1回用交通カードを入れると、保証金が戻ってくるので忘れずに受け取るようにしましょう。

出典:ソウル都市鉄道ホームページ(韓国語)

T-Money カード

T-moneyカード

韓国人の大多数が使用しているのが、T-Moneyカードです。JRのSuicaやICOCAに該当するもので、カードに料金をチェージして使えます。韓国居住者だけでなく、観光客も購入して利用することができます。(コンビニや駅の窓口で売っています。)

地下鉄、バス、タクシーなど幅広く利用することができるのと、通常料金よるも大人の場合100ウォン割引されます。

また「乗り換え割引」もあるので、これ一枚あれば韓国の地下鉄やバス移動で困ることはありません。

地下鉄・バス移動で必須!韓国への旅行で役立つスマホアプリの紹介
今や旅行する時にスマホは必需品といってもいいのではないでしょうか?韓国への旅行でもスマホはほんと便利です。そこら中に無料Wi-Fiがあり、カフェでもだいたいWi-Fiが使えるので大助かりです。

※6/23追記:6/27より地下鉄・バスの料金があがります。T-money使用時の地下鉄の最低運賃は、1050ウォンから1250ウォンになります。バスの運賃は市内バスの場合、1200ウォンです。

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定期券

それでは本題の定期券に入ってまいりましょう。定期券は次の2種類があります。

ソウル専用定期券

名前の通り、ソウル市内でのみ使用できる地下鉄の定期券です。カード料金は2,500ウォンで、1回チャージするのに46,200ウォン55,000ウォンかかります。

利用期間は30日、60回まで利用することができます。日本の定期券と異なり、1ヶ月の利用回数に制限があるので要注意。

利用区間

  • ソウル地下鉄1号線から9号線(ソウル市外の区間は不可)
  • 空港鉄道(ソウル駅から金浦空港駅まで)
  • 京畿中央線、盆唐線の一部区間。ただし新盆唐線は利用できません

※定期券はT-moneyと異なり、コンビニでは売っていません。駅の窓口で購入しましょう。ちなみに定期券は観光客でも購入することは可能ですが、ここで紹介する定期券よりも後述する外国人専用定期「M-Pass」の方をおすすめします。

※6/23追記: 6/27より定期券の値段は、55,000ウォンになります。

距離比例型定期券 

こちらはソウル市内の地下鉄と仁川鉄道や京畿道など首都圏全区間の地下鉄を利用することができる定期券になります。

利用区間別にカードの種類があり、1,450ウォン区間から2,750ウォン区間までの14種類のカードが売られています。

今回は主にソウル専用定期券の方を紹介したいと思うので、こちらの「距離比例型定期券」が気になるという方は、下記のコネストさんの記事が参考になります。

カード型定期券(コネスト)

それでは実際にどのくらい交通費を節約できるのか見ていくことにしましょう。

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定期券の特徴とメリット

まず日本の定期券との違いから見ていきましょう。

利用区間が特に制限されていない。

日本の定期券だと、例えば「新宿ー原宿」と決まった区間だけ利用できますよね。ですが、韓国の定期券は、利用区間が指定されていないので、市内のいずれの地下鉄も利用できます。

例えば、ソウル駅から新村駅まで普段利用している人が、ソウル駅から江南駅まで利用するとします。この2つの駅は、地下鉄の路線も区間料金も異なるのですが、どちらも乗車することができます。

一見すると、とても自由度の高い定期券なのですが、、

その代わり回数が制限されている。

日本の定期券だと1ヶ月間、決まった区間であれば何回でも乗ることができますが、こちらの定期の場合、60回、つまり30往復と1ヶ月の乗車回数が制限されています。

また50回使って10回余ったという場合、翌月に繰り越されるわけではなく、消滅してしまいます。ここら辺は日本と同じで使わないと損してしまうのですが、計算が少し複雑です。

そこで最初にこの定期券を使ったら損する人から説明します。

ソウル専用定期券の場合になります

損するケース①:地下鉄利用区間が1,250ウォンの場合

ソウル専用定期券は、1ヶ月(30日間)55,000ウォンなので、仮に片道1,250ウォン区間を利用するという方は、55,000÷1,250=44。つまり、16回ボーナスになるわけですが、30日で44回以上利用しないと元を取れない(損する)ことになります

仮に週に5日間、通勤や通学するとしたら、だいたい20-22日になるわけですので、平日のみ地下鉄を利用し、かつ利用区間が1,050ウォンだという場合には、お得感がありません。

損するケース②:地下鉄とバスを利用する場合

通勤・通学に地下鉄とバスを利用するという場合には、定期券はあまりオススメできません。というのも、定期券は乗り換え割引を受けることができないからです

乗り換え割引とは、地下鉄からバスに乗り換える際(逆も可)にバス・地下鉄の運賃が割引される制度です。先述のT-moneyカードを利用した場合にこの恩恵が受けられ、乗り換え時のバス・地下鉄料金が100ウォンから200ウォン、走行距離が短ければなんと無料!になるので、むちゃくちゃお得なわけです。

定期券はこの乗り換え制度の恩恵を受けられないので、地下鉄に定期券を使って、バスに乗り換える際にも通常料金1,050ウォンを支払わなければなりません。韓国で定期券があまり普及していない理由のひとつが、この乗り換え割引を受けられない点だと思います

得するケース:地下鉄利用区間が1,450ウォン以上の場合

もし通勤・通学区間が1,450ウォンの場合だと、55,000÷1,450=37.93になるので、30日で38回だとし、1日1往復する場合、19日以上利用すれば元が取れる計算になるので、けっこうお得です。

私の場合、職場まで1,550ウォン区間なのですが、

55,000ウォン÷1,550ウォン=35.483…

つまり、往復35回(17日以上)使えば、元が取れる計算になります。ちなみに私の場合、ほぼ毎日地下鉄で移動しているので、仮に60回使ったとしたら、どれだけお得なのかというと、

1,550ウォン×60回=93,000ウォン

単純に計算して、93,000ウォンー定期代55,000=38,000ウォンもお得になります。

ただ、週末遊びにいったりする時は、1,050ウォン区間であったり、まれに近距離移動で1日3回使ったりするので、実際の数値は異なると思いますが、こうして見ると、定期券もなかなか交通費の節約に役立っていることが分かります。

これらを整理すると、ソウル専用定期券で交通費を節約できる(得する)条件は、

  • 地下鉄しか使わない
  • 通学・通勤時の利用区間が1,450ウォン以上
  • 平日以外にも地下鉄をよく利用する

この3つの項目が該当するという方は、定期券を利用すれば得すると思います。

定期利用時の注意点

ソウル市内でのみ利用可なのですが、厳密にいうと市外までソウル専用定期を使って乗車することは可能です。ただし、追加料金を取られてしまいます。

どういうことなのかというと、例えば、ソウル市内から京畿道の水原駅で降りるとしましょう。そして定期券の残り回数が30回だとします。

通常であれば、1回利用したので29回になるのですが、ソウル市外の駅で降りた場合、2回分を利用したことになり、28回になってしまいます。仮に1回1,250ウォンだとすれば、2,500ウォンで乗ったことになるので、損したことになります。

ちなみに水原駅からソウル市内まで乗る際には、ソウル専用定期券は利用不可です。改札機にタッチしてもエラー表記されるので注意しましょう。

ソウル駅から仁川空港まで行く場合

この場合は少し特殊で、、ソウル駅から金浦空港まではふつうに利用できます。それでは、ソウル駅から仁川空港駅まではどうなのかというと、この場合も1回分余計に徴収されると私は思って乗車したことがあるのですが、だめでした(笑)

改札口で駅員にたずねてみると、ソウル専用定期券だと出られないので、精算機を使って精算する必要があると言われました。なのでT-moneyカードを使って精算したのですが、なんかややこしかったです。

番外編:外国人専用定期券 M-Pass(エムパス)

最後に、外国人専用定期券を紹介します。ソウル専用定期は留学生や居住者向けの定期券なのですが、このM-Passはソウル市地下鉄、仁川地下鉄、空港鉄道など、首都圏の地下鉄を1日最大20回まで利用できます。

1日券が1万ウォンとけっこうお得なので、地下鉄に乗りながらソウル市内を観光しまくるという方は利用してみたらいいかもですね。

購入場所:仁川国際空港1階の韓国観光公社観光案内所

まとめ

実に3年ぶりに地下鉄とバスの運賃が値上がりしてしまい、だんだん日本の交通費に近づいていく気がしますが、まだまだ韓国の交通費は安いです。

ちなみに6月27日までに定期券をチャージすると、以前の47,200ウォンで乗れるのでかなりお得になりますよ。私も今日、チャージしてきました(笑)

毎日、地下鉄をつかって通勤・通学をしている方は定期券を活用して賢く節約しましょう!

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